【広島】今季19得点の磐田ジャーメイン良獲得を発表 2年連続のオファー実り来季V奪還の使者に
サンフレッチェ広島は25日、来季J2に降格のジュビロ磐田からFWジャーメイン良(29)を完全移籍で獲得したと正式発表した。
今季32試合19得点(得点ランキング3位)と大ブレークした左利きの本格派ストライカーで、広島は2年連続オファーの末に獲得に成功した。
今季リーグ最多72得点を記録した広島だが、夏に11得点のFW大橋祐紀が欧州移籍したことで、最終盤は肝心な場面でゴール欠乏症となり、首位から陥落。9年ぶりの優勝を逃し、2位に終わっていた。
同選手はクラブを通じて「心技体、ここから数年が自分の全盛期だと思っている。全てを広島のリーグ優勝、タイトル獲得のためにささげる気持ちで来た」とコメントした。
広島は既に、北海道コンサドーレ札幌を今季限りで契約満了となったMF菅大輝(26)の完全移籍での獲得を発表。残る補強ポイントの守備的MFに、湘南ベルマーレのパリ五輪世代MF田中聡(22)の獲得にも動いている。
◆ジャーメイン良(りょう)1995年(平7)4月19日、神奈川・厚木市生まれ。米国人の父と日本人の母を持つ。流通経大柏、流通経大から仙台入団。横浜FCを経て22年磐田へ。J1通算143試合30得点。17年ユニバーシアード日本代表。182センチ、75キロ。