契約更改を終えた才木は会見に臨む(撮影・上田博志)

阪神才木浩人投手(26)が20日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約更改に臨み、7000万円増の1億2000万円でサインした。球団の生え抜き高卒選手では史上5人目となる大台突破だ。今季チームトップの13勝を挙げた右腕は、来季タイトル総ナメしてさらなる飛躍を遂げると宣言。交渉の席では将来的なメジャーリーグ挑戦の希望を初めて球団側に伝えた。(金額は推定)

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粟井球団社長は才木のメジャー願望について球団の基本姿勢を示した。「基本的にポスティングは認めない」という前提はあるが「ケース・バイ・ケース。時間をかけて話していこうということ。ポスティングはお互いが理解し合って初めて成り立つもの。彼の場合、手術もあったから。夢を持つことは大事なので」と慎重にコメント。判断には複合的な要素が絡むことを強調した。阪神がポスティングを認めたのは今オフの青柳が3人目だ。

◆阪神の1億円プレーヤー 95年に和田豊が1億3000万円となり、球団初の1億円プレーヤーが誕生した。生え抜き最高額は4億円で、藤川球児は09~12年、鳥谷敬が15~19年。来季は、未更改の佐藤輝を含め11人が大台に乗る見通し。なおポスティングでのメジャー移籍を目指す青柳は、今季2億1000万円だった。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【阪神】メジャー希望の才木浩人に粟井球団社長「ポスティング基本認めないが互いの理解で成立」