巨人入り田中将大はセ・リーグ向き?宮本慎也氏が重ねた今季7勝右腕に上原浩治氏も賛同
元ヤクルトの宮本慎也氏(54=日刊スポーツ評論家)が公式YouTube「解体慎書」を更新し、巨人、レッドソックスなどで活躍した上原浩治氏(49=日刊スポーツ評論家)と対談。楽天を自由契約になり、巨人入りすることが決まった田中将大投手(36)が活躍する可能性などを語り合った。
上原氏は「コントロールいいので、あと右バッターにシュート系、ツーシーム系を投げられるので。スライダーはもともといいピッチャーですし。(ストライクゾーンの)左右で使えるじゃないですか。そこがうまいこといけば僕は大丈夫じゃないかと思います」と解説した。
宮本氏は「意外とセ・リーグに向くかもしれないですね」と分析。上原氏は「そうですね。パ・リーグはパワーピッチャーのイメージがあるので、そう考えるとセ・リーグはコントロールピッチャーが多いですから。そういう意味ではセ・リーグの方が勝てる可能性は高いんじゃないかと思います」と賛同した。
宮本氏は今季7勝10敗、防御率3・21で、広島からオリックスに移籍した右腕に姿を重ねた。
「イメージでいうと、重ねるとしたら九里とか。シュートピッチャーで曲がり球あって、落ち球もある。九里も十分できてたんで、結構できるんじゃないかな」
上原氏は「対ジャイアンツ以外になると、そんなに長打が出るチームがセ・リーグはイメージがないので。バンテリンドーム、甲子園とか広い球場となれば、結構チャンスはあるんじゃないかと思うんですけど」とセ・リーグ向きの要因を語った。宮本氏は「あとはユニホームが似合うかどうか…」と笑った。
今季15勝を挙げた菅野智之投手はオリオールズへの移籍が決まった。
上原氏は「菅野が抜けるので、ピッチャーの精神的なハシラとしていけるんじゃないですか。実績とか経験は文句なしですから。さすがに成績で15勝というのは厳しいと思いますけど」と期待し、宮本氏は「ある程度ローテーションに入って回ってくれたら、7つ8つぐらい勝てないかな。うまくいってね、と思いますね」。上原氏も「可能性はあります」と賛同した。