楽天三木肇監督(2020年9月撮影)

楽天三木肇監督(47)が、来季の守護神に則本昂大投手を指名した。投手キャプテンを務めた12年目の右腕は今季、先発から抑えに転向。32セーブを挙げ、最多セーブのタイトルを獲得した。指揮官は「ノリ(則本)もセーブ王を初めてリリーバーになって取ったのも素晴らしいし、そこもリスペクトしなきゃいけない部分」と話した。

勝ちパターンの一角を担った藤平や鈴木翔も抑え候補に挙がるが、引き続きベテランに最終回を託す考えだ。「若さと伸びしろでいったら藤平の方が楽しみかもしれないけど、ピッチャーって考えたら、ロッテの益田くんみたいにどんどん味を出して、いろんな力を発揮するように、ノリもなっていかないといけない。今のところ則本だと思ってる」とプランを明かした。

もちろん、春季キャンプやオープン戦のパフォーマンスを見て最終決定となるが、クローザー則本への信頼は厚い。「ノリはノリで(1年抑えを)やれたところの経験と、この間話しても、そこに彼はやりがいを感じてるから2人(藤平、鈴木翔)に負けないようにやってもらいたいという思いがある。競争って言うとあれだけども、刺激し合ってやってもらいたい」と、言葉に力を込めた。【山田愛斗】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【楽天】三木監督、来季守護神に則本昂大指名「どんどん味を出して」藤平、鈴木翔に「負けないよう」