契約更改交渉に臨み、来季の目標に「優勝」「高OPS」と記した楽天小郷(撮影・山田愛斗)

大台も見えてきた。楽天小郷裕哉外野手(28)が16日、仙台市内の球団事務所で契約交渉を行い、3500万円増の年俸6600万円で更改した。昨季年俸850万円と比較すると、ここ2年で約8倍。1年後、1億円に到達している可能性も十分ある。「2年前の僕に66になったよって言ってあげたいですし、来年、その大台を超えて、3年前の自分に言ってあげたいです」と笑みを浮かべた。

6年目の今季は主に1番打者として活躍した。打率2割5分7厘、7本塁打、49打点で、安打数145と盗塁32はいずれも自己最多でリーグ2位に入った。12球団唯一の全試合フルイニング出場を果たし「今後も可能なら続けていきたい」と見据える。

楽天モバイルパークにホームランテラスを設置することを球団に要望したという。「入るかなと思った時に入ったら自信にも成功体験にもなる」と強調。本塁打が増えれば来季重視する項目に掲げるOPS(出塁率+長打率)も必然的に上がる。「そこが高くなるとイーグルスの優勝にも近づくという意味で、個人的には高OPSを残して優勝につながればいい」。今季から約1割アップとなる・800に照準。より怖い打者を目指す。【山田愛斗】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【楽天】小郷裕哉、ここ2年で約8倍の年俸6600万円で更改「2年前の僕に言ってあげたい」