甲斐拓也(2024年11月撮影)

ソフトバンクから国内フリーエージェント(FA)権を行使していた甲斐拓也捕手(32)が巨人へ移籍することが17日、分かった。代理人の酒井辰馬弁護士がみずほペイペイドームを訪れ、球団に移籍の意思を伝えた。

甲斐はレギュラーに定着した17年から8年連続で100試合以上に出場し、今季も119試合。球界屈指のブロッキングに加え、「甲斐キャノン」と呼ばれる強肩でゴールデングラブ賞に7度輝き、長年のホークスを支え続けた。

14年在籍した甲斐の流出はチームにとって痛手ながら、若手捕手にとってはチャンスとも言える。海野隆司捕手(27)は今季自己最多の51試合に出場するなど2番手捕手として存在感を示した。今季から捕手一本の谷川原健太捕手(27)は4試合にとどまったが、2軍戦では74試合に出場するなど経験を積んだ。チーム最年長捕手で、経験豊富な嶺井博希捕手(33)、長打力が持ち味の渡辺陸捕手(24)と若手を中心に激しい正捕手争いになりそうだ。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【ソフトバンク】甲斐流出は大きな痛手も…海野、谷川原ら若手捕手にチャンスとなるか