会見後、ドアラのぬいぐるみを手に笑顔を見せる伊藤(撮影・森本幸一)

現役ドラフトで楽天から中日に加入した伊藤茉央投手(24)が16日、名古屋市内の球団事務所で入団会見に臨み、「球界を代表するような投手になりたい。使いやすい、強いケガをしない投手になりたい」と抱負を語った。年俸は880万円で、背番号は「32」に決まった。

入団2年目オフに新天地へ羽ばたいた。楽天を自由契約になった田中将からは「新たなところでやれるのはチャンス。思い切りどんどん自分の良さを出していけよ」と背中を押された。

東農大北海道オホーツクから22年ドラフト4位で楽天に入団。右横手投げで新人の23年には開幕1軍入りを果たし、リリーフとして25試合に登板し1勝0敗3ホールド、防御率3・27をマーク。今季は制球に苦しみ1軍6試合止まりに終わった。

右腕の売りは直球より速いシンカー。最速150キロのシンカーは直球の最速を2キロ上回る。中日のブルペン陣は守護神マルティネスが巨人に移籍することが決定的。右のベテラン田島も引退し、祖父江も来季38歳を迎える。「いい投手が多いので割って入りたい」。藤嶋、清水、松山らにつなぐ右腕リリーフ層への食い込みをにらんだ。(金額は推定)

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【中日】楽天から移籍の伊藤茉央がマー君からエール「自分の良さを出して」現役ドラフト入団会見