野球教室で子どもたちを指導する阪神藤川監督(撮影・藤尾明華)

阪神藤川球児監督(44)が15日、地元高知県の春野総合運動公園野球場で野球教室を行った。現役引退後から続けている活動で、小学1~6年生の約100人を対象にキャッチボールや打撃練習を行った。

この日は阪神のユニホーム姿ではなく、黒いジャージー姿で指導。「高知県出身の野球選手として」と話し、育ててもらった高知県への恩返しの思いが強い。「来シーズン、ユニホームを着て、監督として指揮をとった後は、影響力がこれで大きくなるようであれば、ユニホームを着て参加するかもしれない。できる限り、私の体が元気な限りは、ずっと続けていきたいなと思っている活動の1つ」。

子どもたちへ願ったのは、何か夢を見つけること。「途中で野球を辞めているお子さんたちもいると思うんですけど、何か新しい目的だったり、また僕が野球を通して、テレビ画面を通したりしたところで、藤川さん頑張っているなということで、彼らの励みになればなと思う」。伸び伸びと野球を楽しむ子どもたちの姿も励みに、指揮官として初のシーズンに臨む。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【阪神】育ててもらった恩返し 藤川監督が地元高知で野球教室「体が元気な限り続けていきたい」