【神戸】ポドルスキのグールニク・ザブジェとパートナーシップ締結 ファンとも交流
ヴィッセル神戸は14日、ポーランド1部のグールニク・ザブジェとパートナーシップを締結したと発表した。
今回のパートナーシップは、17~19年に神戸でプレーした元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(39)との縁もあり実現。「移籍と選手育成の関係強化」、「スカウティングの共有」、「ブランディング強化」を目的に締結され、今後さまざまな分野で連係を深めていくとされている。
記者会見に出席したポドルスキは「ヴィッセル神戸と今自分が所属しているクラブがパートナーシップを結ぶことができて非常にうれしく思う」と話した。
グールニク・ザブジェには、ジュビロ磐田から期限付き移籍中のMF古川陽介(21)や興国高在学中にポーランドへ渡ったMF宮原勇太(19)らが所属しており、ポドルスキは自身もプレーした日本の若手に期待を強めていることを明かした。「日本人選手のクオリティーや特性が欧州でも生きることを知っている。日本の市場はまだまだ世界で知られていないし、自分はそこに目を向けた。すでに4人の日本人選手がクラブで活躍している。若い選手の次の扉を開く第1ステップになるように日本の市場に入っていく。自分たちのクラブで成長してもらうところでは、経験も知識もある」。グールニク・ザブジェとしても提携先を探していた中で、神戸とパートナーシップが有意義だと判断され、今回の話が進んだ。
槙野智章の引退試合で来日したポドルスキは、神戸でのファンの歓迎にも喜びを語った。「数日神戸の街を歩いて、たくさんのファンに出会って、自分のことをまだ覚えてくれた。本当に幸せな気持ちで神戸に戻ってきた」。会見後にはスタジアムでファンの声援に応え、ゴール裏スタンドに上がって交流。メガホンを持ってチャント(応援歌)に応え、あいさつもした。