【DeNA】伊勢大夢が16%ダウン更改 来季は志願の先発転向「東さんと引っ張っていきたい」
鉄腕リリーバーが来季から先発転向する。DeNA伊勢大夢投手(26)が12日、横浜市内の球団事務所で契約更改を行い、年俸1億1000万円から16%減の年俸9250万円でサインした。「チーム(全体)で契約を行っている以上、査定の方は僕自体(の査定)を変えるとチーム全体が変わってしまう。そこは出来ないと納得した上ではんこ押しました」と受け止めた。
来季からの先発転向を自ら球団に申し入れ、球団からは「6枚目に入るようじゃリリーバーとして使いたい」と期待を込めて了承された。伊勢は「自分の投球にリリーバーとしての面白さを感じなかった。圧倒できている感じもない。制球も良くなっていて先発の方がいいんじゃないか」と決断理由を明かし「うちのエースは東さんですけど、左右で日本人として引っ張っていけるように」と先発の柱としての役割を目指す。
今季は37試合に登板して2勝3敗、18ホールド、防御率3・62。6月からはコンディションを取り戻すためにファームで「ミニキャンプ」を行い、2カ月半ほど離脱したが、ポストシーズンでは完全復活した姿を見せた。CSでは5試合、日本シリーズでは4試合に登板していずれも無失点と好投し、26年ぶりの日本一に大きく貢献。「日本シリーズ、ポストシーズンで感じたことは改めてチームで戦っているんだなと。スタッフやトレーナーさん、球団職員の方もみんながそこに向かっていってるんだと感じたシーズンでした。その思いに報いるのも僕らの責任だと思う」と力を込めた。(金額は推定)