大リーグ評論家「行く可能性は0だと思いますけど…」佐々木朗希への意外なオススメ球団を明かす
大リーグ評論家のAKI猪瀬氏(54)が12日までに自身のYouTubeチャンネルで、ポスティングシステムでメジャー挑戦するロッテ佐々木朗希投手(23)にとっての「オススメ球団」を明かした。
佐々木には既に20球団以上が接触。マリナーズは交渉の席で、球団の会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏(51)に参加を要請する見込みで、争奪戦は白熱している。
AKI氏は「どこに行くかはわかりません。行く可能性は0だと思いますけど…」として上で、「23歳で線が細くて、162試合乗り切る耐性があるかどうかあるかわからないっていうことを踏まえると、クリーブランド・ガーディアンズに、ああいう力を持った20代前半のピッチャーが行くと非常に良い」と、ア・リーグ中地区のガーディアンズをすすめた。
理由には特有の風土を挙げた。「ガーディアンズは必ず自前の、マイナーから育て上げた大エースが3~4年に1回、代を変えるように出てくるような球団。先発ピッチャーをマイナーから育て上げるのは非常にうまい球団。自分たちが育て上げた大エースをトレード、FAで放出して代謝を早めて『ガーディアンズ大丈夫?』って思っても、すぐ下(マイナー)からそれに変わるような若きエースが上がってきて、というのを20年くらい繰り返している」と語った。
佐々木の代理人ウルフ氏は、移籍先の都市の規模について「小規模か中規模の市場の方が、日本から来る彼にとって有益なソフトランディング(着地点)になるかもしれないという議論もある」と明かしている。AKI氏は佐々木のガーディアンズ入団の可能性は極めて低いとしつつも、「クリーブランドは街は小さいし静かですから。惑わされるような繁華街があるわけでもないですし、黙々と野球に集中できる」と、佐々木に適した環境であるとも話した。
最終的な移籍先については「西海岸の方に進んでいくのかなという気はする。自分の好きなところに行くのをおすすめしたい」と締めくくった。