早稲田大学ア式蹴球部プロ加入内定選手記者会見に出席した、左から兵藤慎剛監督、ヒル袈依廉、神橋良汰、駒沢直哉(撮影・佐藤成)

早稲田大学ア式蹴球部は10日、東京・新宿区の同大大隈会館で、JリーグとWEリーグの加入内定選手合同記者会見を行った。

川崎フロンターレに内定しているDF神橋良汰(22)は、中高6年間過ごした「古巣」に戻ることとなった。愛するクラブは今季8位に沈み、無冠に終わった。8シーズン指揮を執った鬼木達監督(50)が退任するなど、転換点にある。「自分が加入して優勝争いをすることを目標にしたい。個人としては譲る気持ちは一切無く、開幕スタメンを目指してキャンプからアピールして1年目から頑張りたい」と力強く語った。

身長193センチの高さと、左足のキックが魅力のセンターバック(CB)。大学4年間では武器のヘディングやビルドアップに磨きをかけた。今季途中に特別指定選手となり、夏にはクラブの練習にも参加。レベルの高さに驚くとともに、通用する手応えもつかんだ。

ユース時代に2学年後輩だった同じCBの高井幸大(20)は、一足先にプロ入りし、日本代表まで駆け上がった。190超えの生え抜きCBツインタワー結成に期待がかかる。「彼がトップ昇格してからの活躍、素晴らしいプレーを見させてもらっている。同じサイズで似ているので、ライバルとしてみている。年下ではあるけどピッチの上では関係ない」と対抗意識を燃やした。

サンフレッチェ広島内定GKヒル袈依廉、横浜FC内定FW駒沢直哉、WEリーグノジマステラ神奈川相模原内定MF築地育、セレッソ大阪ヤンマーレディース内定GK石田心菜も出席した。【佐藤成】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 早大の川崎F内定193センチCB神橋良汰「開幕スタメンを」高井幸大とのツインタワー期待