24年12月8日、札幌対柏 前半、ヘディングする札幌菅大輝

サンフレッチェ広島が北海道コンサドーレ札幌を今季限りで契約満了となったFW菅大輝(26)の獲得に乗り出していることが10日、分かった。菅は小学生時代から札幌下部組織で育った生え抜きで、プロ8年目。今季はJ1通算34試合1得点の主力だった。7日にクラブから今季限りでの契約満了が発表されて退団が決定していた。

主に左ウイングバックでプレーする左利き。豊富な運動量とキック力が持ち味で、シーズン通じて離脱が少なく、26歳ながらすでにJ1通算250試合に出場している。19年には日本代表に初選出され、同年12月の東アジアE-1選手権では代表初ゴールを決めている。

北海道小樽市出身で地元クラブへの愛着があり、8日の今季最終節の柏レイソル戦ではフル出場し、試合後には札幌を離れる寂しさから、人目もはばからず涙を流す姿があった。サポーターからも退団を惜しむ声が多く挙がった。だが、来季9年ぶりJ2に降格するクラブは人員整理を進めており、放出の対象となった。

広島は今季J1で2位。来季ACLE出場が控え、選手層拡充を進めており、菅に白羽の矢を立てた。さらにジュビロ磐田FWジャーメイン良(29)と湘南ベルマーレMF田中聡(22)の獲得にも動いている。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【広島】札幌契約満了の元日本代表FW菅大輝獲得へ J1で2位の強豪が選手層拡充進める