【広島】秋山翔吾、1億8000万円で単年契約 西武ファン小倉智昭さん死去に「すごく残念」
広島秋山翔吾外野手(36)が10日、マツダスタジアム内の球団事務所で契約交渉に臨み、年俸1億5000万円から3000万円アップの1億8000万円プラス出来高払いでサインした。22年の広島移籍後の3年契約が今季で終了、新たに単年契約を結んだ。
約30分の話し合いは、多くがチームのことに費やされたという。今季は138試合出場で打率2割8分9厘、4本塁打、30打点。158安打を放ち、最多安打のタイトル争いにも加わるなどバットマンとして存在感を示した。セ・リーグ移籍後初、西武時代も含めると通算7度目のゴールデングラブ賞にも輝いた。秋山は「(広島加入後の)1年半で最初に入ったときより期待値は下がっていたと思う。それを取り返そうという気持ちで入った。クリアできた面もあったが、チームとして勝ちきれなかったことを考えると、やっぱり力が足りなかったのかな」と振り返った。
日本で1723安打、メジャーで71安打を積み上げ、日米通算1794安打として2000安打まであと206安打となった。「いきなり減るモノでもないし、積み重ねてここまで来てる。とにかく試合に出続けるための準備と結果を残すための精神力を」と淡々と話した。
この日、フリーアナウンサーで熱烈な西武ファンでもあった小倉智昭さんが9日に77歳で亡くなったことが発表された。秋山は西武時代に面識があり「公私ともにお世話になったし、気にかけていただいた。アメリカに行ってからも食事に行かせてもらったりとか。熱烈に応援していただいたし、すごくライオンズのことを思ってくださってた方だったので、すごく残念です」と故人をしのんだ。