札幌対柏 前半、激しく競り合う札幌岡村(右)(撮影・黒川智章)

北海道コンサドーレ札幌DF岡村大八(27)がJ1複数クラブの争奪戦になる見込みであることが8日、分かった。FC町田ゼルビアはすでに獲得に乗り出してオファー。浦和レッズは獲得調査を進め、鹿島アントラーズも獲得候補に挙げている。慰留を目指す札幌との来季契約は残っており、移籍金は億単位の高額になるとみられるため、移籍へのハードルは高いが、町田は獲得に向けて熱心だ。

岡村はJ2ザスパクサツ群馬から21年に札幌に加入。22年途中からセンターバックの主力の座を勝ち取り、今季はリーグ戦33試合出場2得点。屈強なフィジカルをいかした対人の強さが武器で、空中戦も得意とする。日本代表入りの期待もかかり、本人も目標とする。

来季J2降格の札幌への愛も強いが、トップカテゴリーでのプレーを選択する可能性もある。

◆岡村大八(おかむら・だいはち)1997年(平9)2月15日、東京都世田谷区生まれ。前橋育英、立正大をへて19年に群馬入り。同年JFL宮崎に期限付き移籍し、20年群馬復帰。同年リーグ戦フル出場を果たした。21年に札幌に完全移籍し、4年目。J1通算111試合出場5得点。183センチ、85キロ。利き足は右。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 札幌岡村大八をJ1複数クラブが争奪戦へ 町田、浦和、鹿島が獲得に動く