都内で行われた東都大学野球秋季リーグ戦の個人タイトル表彰式に参加し2部で「最高殊勲選手賞」「最優秀投手賞」「最優秀防御率賞」の3冠に輝いた東洋大・島田(撮影:佐瀬百合子)

東都大学野球秋季リーグの個人タイトル表彰式が8日、都内で行われ、来秋ドラフト候補の最速154キロ右腕、東洋大・島田舜也投手(3年=木更津総合)が2部最高殊勲選手、最優秀投手、最優秀防御率で表彰された。「来年は1部で賞を取りたい」と3季ぶりの1部復帰に胸を弾ませた。

武器はコンスタントにたたき出せる150キロ超えの威力ある直球だ。今季は8試合5勝1敗、防御率0・64の好成績を残し、3年生ながらエースの活躍で1部復帰の立役者となった。

飛躍のきっかけはフォームの安定と制球力向上だった。6月に平塚で行われた大学日本代表候補合宿に参加。直球は力強かったものの、制球が不安定で代表入りはならなかった。「150キロをアバウトに投げても、代表クラスの選手は簡単に打ち返してくる」。悔しさをバネに夏の期間にフォームを見直した。

握力も鍛え、「春は力で150キロ投げていたが、秋はリラックスした状態でも投げられるようになった」と夏の取り組みが秋の飛躍につながった。

11月下旬に愛媛で行われた松山合宿にも参加し、「今回は抑えることができた」と手ごたえをつかんでいる。希望進路は「今のところはプロ1本です」。来季は1部で自身初めての開幕を迎える。「日本一を目標にやっていきたい」と意気揚々と話した。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 3季ぶり1部復帰立役者、来秋ドラフト候補の東洋大・島田舜也が2部で3冠「来年は1部で賞を」