契約更改を終え会見する日本ハム水谷(撮影・黒川智章)

日本ハム水谷瞬外野手(23)が3日、北海道北広島市内の球団事務所で、今季年俸560万円から2140万円増の2700万円で契約更改した。アップ率382%は昨季の中日細川の355%増を超える現役ドラフト組最大。プロ6年目で1軍デビューを果たすと9本塁打、39打点、交流戦MVP、同史上最高打率と躍進し「打撃は見劣りしない数字を出せた。てんぐになるわけではないですが、来年に向けていい自信を持てた」と手応えを口にした。

当然、来季はさらなる高みを狙う。「ようやく始まったという気持ち。1軍で出るうれしさ、やりがいを感じながら悔しさ、課題はたくさん出た。守備、走塁面で信頼を勝ち取れるように。来季は20-20(20本塁打、20盗塁)を目指したい」。50メートルは6秒ジャスト。長打力に加えて足での貢献もイメージした。

この日は、鮮やかな桃色のスーツに招福万来の意味がある「左馬」の入ったネクタイを締め会見に登場。1月はハワイなどで自主トレ予定で「サラブレッド系の引き締まったつややかな体にできたら。自分の体を知る。どう動いて、どう使っているのか分かるようにやっていきたい」とテーマを掲げた。【永野高輔】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【日本ハム】桃色スーツ水谷瞬、アップ率382%は現役ドラフト組最大「ようやく始まったと」