【ヤクルト】小川GMが田中将大調査認めるもFA石川柊太が最優先「そっちをとにかく」
ヤクルトが、今年限りで楽天を退団し、他球団での現役続行を目指す田中将大投手(36)の調査をしていることが28日、分かった。都内の球団事務所で取材に応じた小川淳司GM(67)は「獲得に向けた調査をしている段階ではない」と強調しつつも、調査していることは認めた。この日、球団納会に出席した高津監督は「ちょっと今はどうこう言うと何かいろんなことをあれされるので、特にコメントをすることは控えておこうかなと思います」と話すにとどめた。
球団は現在、FA市場へ全力を注いでいる。26日には、ソフトバンクから国内FA権を行使した石川柊太投手(32)との初交渉を終えた。2年連続Bクラスに低迷した中、先発ローテ整備は最重要課題の1つ。20年に最多勝、最高勝率のタイトルを獲得し、23年にはプロ野球88人目(通算99度目)のノーヒットノーランを達成した右腕は投手補強の1番手で、出来高込みで3年総額6億円弱の条件を提示をした模様。
また、楽天から国内FA権を行使した茂木栄五郎内野手(30)との初交渉も近日中に控えている。小川GMは「先に決着をつけないといけないことがあって。そっち(FA市場)をとにかく」と、あくまで石川獲得を最優先事項とした。あらゆる情報を精査し、来季への編成を進めていく。