日本ハム栗山英樹CBO(2024年2月撮影)

ドジャース大谷翔平投手(30)の日本ハム時代の恩師である栗山英樹氏(63)が28日、テレビ朝日「徹子の部屋 2時間スペシャル」に出演し、涙をこらえるシーンが見られた。

花巻東時代の大谷は高卒でのメジャー挑戦を表明。日本ハムはドラフト1位で強行指名したが、当初は入団を固辞していた。当時監督の栗山氏をはじめ、日本ハムサイドは「大谷翔平君 夢への道しるべ ~日本スポーツにおける若年期海外進出の考察~」とプレゼン資料を作成。交渉の末に大谷が日本ハム入団を決意した。

日本ハムは大谷が5年目の16年に日本一を達成。入団交渉から日本一までのVTRが流れ終わると、栗山氏は目に涙をため、天を仰いだ。黒柳徹子が「涙が…」と口にすると「いえいえいえいえ、とんでもないです。いろんなことがあったなって…」と声を詰まらせた。

大谷との思い出を振り返ると、「米国に行きますって宣言するっていうのはとても勇気のいることだし、それをひっくり返すのはすごく迷惑がかかるっていうことは、我々もすごく理解はしていました。ですから入団が決まった時に、そのうれしさよりも、その責任がものすごく生まれて。それが怖さだったり、本当にそういう風にしてあげられるのかっていう勝負だったんで。そういう意味では翔平がよく頑張ってあそこ行ってくれたなって、なんかちょっと、感動してただけです」と語った。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 栗山英樹氏、大谷翔平との思い出に涙「いろんなことがあったなって…」勝負の入団交渉を振り返る