【大学サッカー】大阪学院大3選手がJ加入内定会見 J3金沢に進む四宮悠成「三笘選手が目標」
大阪学院大は28日、吹田市の同大学でJリーグ加入内定選手合同記者会見を開いた。
FW閑田(かんだ)隼人(22)がJ2藤枝MYFCへ、MF四宮悠成(21)がJ3ツエーゲン金沢へ、MF箱崎達也(22)がJ3FC岐阜へ、それぞれ来季の入団が内定しており、4年生3人によるお披露目会見となった。
178センチ、72キロで関西屈指のセンターFWに成長した閑田は今年5月、藤枝の特別指定に登録され、6月から9月にかけてJ2に6試合(98分間)出場。ノーゴールだったものの貴重な体験をしており、正式にプロとなる来季へ「大迫勇也選手(神戸)や小林悠選手(川崎F)のように、Jリーグで活躍できる選手が目標」と意気込んだ。
岐阜に進む箱崎は、大阪学院大では共同主将を務めるボランチ。「プロは1年目が大切だと思うので、開幕からスタメンの座を勝ち取り、勝利、J2昇格に貢献できるように頑張っていきたい」と、決意を新たにした。
金沢に加入する四宮は、俊足の左ウイング。川崎F時代から日本代表の三笘薫(ブライトン)を手本にしていたといい、「僕はプレミアリーグなど海外の試合をよく見る。その中でも三笘選手が目標。ドリブル突破や、ゴールにかかわるプレーを見てほしい」とアピールした。
関西学生リーグ1部に所属する大阪学院大は、現役時代はDFとしてガンバ大阪一筋でプレーし、京都サンガ(当時J2)などで監督経験のある実好礼忠監督(52)が22年に就任。そこから3年連続で全国大会に出場中だ。
今年は夏の総理大臣杯に続き、12月開幕の全日本大学選手権(インカレ)にも出場予定。同一年に2つの全国大会出場は1967年(昭42)の創部以来、初めての快挙。今回の3人を含め、この3年間で計6人のJリーガーを輩出している。
◆大阪学院大サッカー部 1967年(昭42)創部、部員約230人。07年関西学生1部初優勝(当時秋季リーグ)、18年関西学生選手権初優勝、22年総理大臣杯準優勝、23年全日本大学選手権ベスト16、24年総理大臣杯1回戦。主なOBは石櫃洋祐(京都)大槻周平(山口)太田岳志(京都)国分龍司(松本)梅田陸空(仙台)沢崎凌大(FC大阪)ほか。後藤登部長、高井正泰顧問。