ゴールデン・グラブ賞を受賞したDeNA山本(撮影・千葉一成)

独立リーグでプレーする選手の道標に-。DeNA山本祐大捕手(26)が都内ホテルで行われた「三井ゴールデン・グラブ賞」の表彰式に出席。独立リーグ出身の選手としては初の同賞受賞に「初っていう快挙はすごく自信になるので、すごくうれしい」と率直な思いを口にした。

今季は108試合に出場し、失策は2つ。守備率はリーグ1位の9割9分7厘4毛を記録した。「(捕手は)フィールド上の監督なので。僕がしっかりしないとチームは勝てないですし、僕が勝敗に直結するポジションにいるってところを自覚しながら毎試合出ている」と胸を張る。

道なき道を歩んできた。BC滋賀から17年ドラフト9位でDeNA入団。BCリーグの野手として初の支配下指名だった。誰も歩んだことのない道を突き進み、プロ7年目にしてつかんだ勲章。「小さいころからプロ野球が大好きだったので(トロフィーが)自分のものだと考えると感慨深い」と、しみじみと話した。

球団捕手としては98年の谷繁元信氏(日刊スポーツ評論家)以来、26年ぶり2人目の同賞受賞。「偉大な先輩なので、その後に名前を残せるのはすごく光栄なこと。まだ足元にも及んでないですけど、僕も3000試合目指して頑張ります」。独立の星となるべく、輝き続ける。【水谷京裕】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【ゴールデン・グラブ賞】DeNA山本祐大「初っていう快挙はすごく自信になる」独立出身初の受賞