【ゴールデン・グラブ賞】広島矢野雅哉が再び師・菊池のスーツ姿「頑張って近づきたい」
広島矢野雅哉内野手(25)が28日、師からもらったスーツに身を包み、晴れの舞台に立った。「プロに入って一番取りたい賞だった」という三井ゴールデングラブ賞の表彰式に出席。26日の契約更改会見に続き、菊池から譲り受けた別のスーツで登壇した。1月にともに自主トレを行い、チームでは鉄壁の二遊間を組む師匠は22年までセ・リーグ二塁手部門で10年連続受賞している。「僕も頑張って近づきたい」。連続受賞へ、まずは大きな1歩目を刻んだ。
4年目の今季、広い守備範囲と強肩で、遊撃のレギュラーをつかんだ。2位ヤクルト長岡の67票に大きく差をつける218票を得て初受賞となった。「何とか1年間スタメンとして出られたら、最終的にはついてくるものなのかなと。今年は特に毎日必死にやったので、考えてなかったです」。懸命にシーズンを駆け抜けた末に、つかんだ勲章だった。
菊池は20年には守備率10割で受賞しており「安定感を出さないといけないので、無駄なエラーをなくせるようにやっていきたい。常にそこ(守備率10割)は狙いながら、その中で何とか踏ん張りながらやっていきたいと思います」とさらなる高みを見据えた。