広島・栗林良吏(2024年10月1日撮影)

広島栗林良吏投手(28)が27日、マツダスタジアム内の球団事務所で契約交渉を行い、4500万円増の1600万円で更改した。

球団との交渉では、他球団が導入しているサードユニホームの製作と実施を要望した。「自分も着て楽しいですし、ファンのみなさんにも喜んでもらえるのかなと思う。うらやましいという気持ちが一番。(着用していた)相手チームが楽しそうに見えるというか、ファンのみなさんと一体となっていると感じる。ファンのみなさんと着て、勝てたらいいのかなと思う」。広島では21年に1試合限定で着用した「バリバリバリユニホーム」など限定ユニホームは同年以前も行われていたが、サードユニホームの導入はまだない。また、栗林は球球場内だけでなく、広島県内のプロスポーツとのコラボなど県全体、中国地方を巻き込んだ盛り上げを求めた。

今季は自己最多60試合に登板し、0勝6敗、12ホールド、防御率1・96。自己最多38セーブを挙げた。チーム最多の登板数に「今年、目標にしていた。来シーズンもこれを継続できたら」と達成感を感じながらも「他チームではもっと投げている投手がいるので、今度はセ・リーグで一番投げられるように頑張りたい」と新たな目標を掲げた。

キャリアハイのセーブ数を記録した一方で、敗戦数には納得していない。特に9月11日巨人戦では2点リードの9回に6失点して逆転負けを喫した。「責任を感じている。一生忘れない、嫌な記憶になっている」。チームが失速する悪い流れを断ち切れず、拍車をかける結果となった。「負け数にはこだわって、負けないピッチャーになれるように頑張りたい」。右ひじクリーニング手術からリハビリ中だが、来季はケアを徹底して鉄腕守護神を目指す。【前原淳】(金額は推定)

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【広島】栗林良吏は4500万増の1・6億円「ファンの皆さんと一体」球団にサードユニ要望