日本ハムからドラフト2位指名を受けた東海大相模・藤田(左から3人目)(撮影・黒須亮)

日本ハムからドラフト2位を受けた東海大相模・藤田琉生投手(18)が26日、横浜市内のホテルで入団交渉に臨み、契約金6000万円、年俸770万円で仮契約を結んだ。

将来的なメジャー挑戦を希望する198センチ左腕は「プロ野球選手になったからには(メジャーに)行きたいという思いが強かったので。日本ハムからは大谷選手やダルビッシュ選手が(メジャーに)行っているので、ああいう選手を超えて海外に挑戦したいという思いが強くなった」と決意を改めた。

日本ハムには達や福島、柳川ら身長190センチを超える日本人右腕が在籍。高身長のモデルケースが多くあることについては「身長が大きいからこそ感覚も違う。そういう選手が多いっていうことは、その分多い意見が取り入れられるってことなので、遠慮せずにしっかり先輩方に聞いていきたいです」と話した。

同席した大渕隆スカウト部長(54)は「ずっと(坂本)担当スカウトがチェックしていて、6月に入ってから我々も慌てて見に行った。そこから神奈川の激戦を勝ち抜いて、甲子園でも活躍して、(U-18)日本代表でも活躍して。まさにシンデレラボーイ。金足農業の吉田輝星(18年日本ハムドラフト1位、現オリックス)みたいな、グーっという伸び方でした」と急成長した過程を明かした。

超大型左腕は、用意された色紙に体を小さくかがめて「謙虚」と大きく刻んだ。その心を「中学校(湘南クラブボーイズ)のコーチに教えてもらった。どんな時でも絶対に気を緩めないで、1年目からまずは2軍で勝負できるピッチャーになりたい」と語った。(金額は推定)

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【日本ハム】ドラ2東海大相模・藤田琉生、急成長に大渕スカウト部長は「シンデレラボーイ」