ACLE浦項戦を翌日に控え、会見に臨んだ横浜のハッチンソン監督(左)と西村拓真

横浜F・マリノスのジョン・ハッチンソン監督とMF西村拓真が26日、アジアチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)1次リーグ第5節・浦項スティーラーズ(韓国)戦(27日・日産スタジアム)に向けた公式会見に臨み、ホームでの勝利を約束した。

4試合を終えて現在2勝1分け1敗の勝ち点7で3位。ホーム2試合では持ち前の攻撃力が爆発し、蔚山(韓国)に4-0、ブリラム(タイ)に5-0と圧勝。浦項戦でACLEのホーム3戦目となる。

ハッチンソン監督が「明日は勝ちにこだわる。ボールを支配する自分たちらしいサッカーを見せたい」と意気込めば、西村も「しっかりといい準備ができている。責任感を持ってしっかり戦いたい」と話した。

11月はブリラム(タイ)戦を皮切りに公式戦3連勝と勢いに乗る。中3日ペースの過密日程から開放され、直近となった16日磐田戦からは中10日。準備期間も十分に取れたことで、実戦に則した強度の高い練習を実施した。MF渡辺皓太ら負傷者も出ているが、ハッチンソン監督は「若い選手たちがぶつかり競争している」と手応えを口にした。

一時期は得点力不足に苦しんだが、ここ最近の試合ではそんな悩みは消え去った。

西村は「攻撃陣の選手がボックス内に入れることが増えている。チームとして修正してきた部分であり、そこにいるということが結果につながっている。そこに至るまでの過程の中でいろんな選手が関わっているし、共通意識も高まっているからこそ得点数が増えている」と理由を明かす。

相手の浦項は週末30日にコリアカップ決勝を控えており、ここ1カ月はACLEとの2チームに分けて準備を進めている。出場数の少ない選手が出てくる可能性が高いが、浦項の朴泰夏監督は「明日出てくる選手たちもスキルは高いし、問題ない」と話す。そんな状況も踏まえれば、このホーム戦は力の差を見せつけたいところ。

「明日も自分たちらしく果敢に攻めていきたい。ピッチで責任果たすこと、ここに関わっていきたい」と攻撃のキーマンとなる西村は誓う。グループリーグ突破へ勝ち点3が求められる中、再びマリノスの掲げるアタッキングフットボールがさく裂しそうだ。【佐藤隆志】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【ACLE】浦項戦へ横浜西村拓真「果敢に攻めて責任果たす」アタッキングフットボールを誓う