エンゼルスが菊池雄星を電撃獲得「大きな補強、現時点でキクチは先発ローテのエース」と米解説者
アストロズからFAとなっていた菊池雄星投手(33)がエンゼルスと3年総額6300万ドル(約97億7000万円)で契約合意したと、ニューヨーク・ポスト紙のジョン・ヘイマン記者ら複数の有力記者が25日(日本時間26日)までに伝えた。交渉のうわさなどは上がっておらず、電撃的な合意だった。
エンゼルスは今オフ、積極的に補強を進め、すでにベテラン先発右腕ヘンドリックス(カブスFA)、今季15本塁打のダーノー捕手(ブレーブスFA)、19年本塁打王のソレア外野手(ブレーブスFA)、今季打率2割7分8厘のニューマン内野手(ダイヤモンドバックスFA)を次々と獲得。獲得したFA選手は菊池が5人目となる。
米専門テレビ局MLBネットワークの解説者ハロルド・レイノルズ氏は「エンゼルスにとっては大きな補強。現時点でキクチは先発ローテのエースだと思う」と評価。元メッツGMで解説者のスティーブ・フィリップス氏はMLBネットワークラジオで「彼を獲得したということは、ポストシーズン進出を狙うチームを作るということ」と指摘した。
菊池はメジャー6年目の今季、ブルージェイズで開幕を迎え、7月にアストロズへトレードで移籍。移籍前は22試合で4勝9敗、防御率4・75だったが、移籍後は10試合で5勝1敗、防御率2・70と快投を続け、シーズントータルで自身初となる200奪三振超え(206)を達成した。