【広島】栗林良吏が大瀬良ロード歩む「パフォーマンスを上げることが一番大事」手術から順調回復
健康診断のためマツダスタジアムを訪れた広島栗林良吏投手(28)が24日、クリーニング手術を受けた右ひじのリハビリ状況について語った。「経過は良好だと思っています。慌てずに。ここからオフに入りますけど、自分で管理しながらやれたら」。例年ノースロー調整の12月は、今年も投げずにリハビリ中心のメニューを継続する。年明けから段階的に投球の強度を上げていく予定だ。
今季は60試合登板で0勝6敗、12ホールド、38セーブ、防御率1・96をマークした。登板数とセーブ数は自己最多を更新も、敗戦数を減らすことを来季の課題に挙げる。「自分が任されている立場、ポジションで、38セーブ挙げたことよりも、注目しないといけないのは負けの数だと思う。負けの数が4つ少なければ、チームも優勝争いにもっと食い込んでいたと思います。セーブ数より負けの数が来シーズン、こだわらないといけないと思っている」。守護神として、来季は再び“失敗しない男”を目指す。
そのための手術でもあった。思い描くのは、同じクリーニング手術から完全復活した先輩が歩んだ同じ道だ。「大瀬良さんのようにパフォーマンスを上げることが一番大事だと思っている。大瀬良さんを目標にして、手術明けのシーズンでしっかり結果を出せれば、次に手術する人にとってもマイナスな手術じゃないと思う」。万全の状態で来春を迎えるため、リハビリの冬を過ごす。