阪神ファン感謝デーでフレッシュ大賞の受賞を受ける阪神前川(撮影・上山淳一)

阪神前川右京外野手(21)が年俸超えの大金を自己投資に充てる。

シーズンで最も活躍した若手に贈られる「フレッシュ大賞」に選出され、賞金1000万円をゲット。例年は数名で受け取ることが多い中、単独の受賞となった。

「うれしいです。いつも2、3人だったので。そうかな~と思っていたんですけど。ビックリしました」

今季の年俸は推定850万円。たった1日で年俸を上回る金額を手にした。藤川監督は「運用すればいいですけどね」と提案。しかし伝え聞いた前川は「運用って何ですか?」と首をかしげて照れ笑いだ。

すでに頭に浮かべていた使い道は恩返し。「家族やお世話になった方に、何か形として買えたら」。その上で「徐々に自己投資をしたいと思います」とプランを明かした。大金をつぎ込み、オフのレベルアップにつなげる意気込みだ。

3年目の今季は初めて1軍でシーズンを完走。2割6分9厘、42打点をマークし、プロ初本塁打を含む4発も放った。それでもまだまだ満足はしていない。今オフは上半身の肉体改造をテーマに掲げ、パワーアップをもくろむ。1000万円があれば、さらに充実した練習もできそうだ。

「期待値が上がる分、数字を上げて応えられるようにしたいなと思います」

中心選手としての期待もかかる来季。自身への投資額は、バットで回収してみせる。【波部俊之介】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【阪神】前川右京が賞金1000万円で自己投資 藤川監督の提案には「運用って何?」照れ笑い