G大阪対神戸 天皇杯準優勝したG大阪(撮影・宮地輝)

<天皇杯:G大阪0-1神戸>◇23日◇決勝◇国立

G大阪は1点に泣き、9大会ぶり6度目の優勝はならなかった。主将FW宇佐美貴史(32)のまさかの欠場が響いた。

21日の練習で右大腿(だいたい)部裏を肉離れ。公表されていなかったが、この日のメンバー発表と同時間帯に負傷の事実が公表された。

代わりに主将マークを巻いたDF中谷は「(宇佐美が)報われる時間をつくりたかったが、力不足だった」。FW坂本は「シンプルに勝負強かった。ああいうチームにならないといけない」と、王者神戸との差を痛感した。

シュート数は神戸と同じ6本だったが、リーグ戦でチームトップの12得点を記録する宇佐美の不在で、決定力を欠いた。試合前の円陣では、遠征に同行した宇佐美が涙ぐみながら、仲間を激励したという。スタンド観戦したエースは、試合後はピッチに降り立っても泣いた。4位につけるリーグ戦残り2試合で、G大阪は意地を見せるしかない。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【天皇杯】G大阪6度目Vならず、神戸との差を痛感「力不足」中谷進之介 宇佐美貴史の欠場響く