【明治神宮大会】横浜「内野５人シフト」で二塁ベース後方守る ピンチ切り抜け勝利につなげる

横浜対東洋大姫路　6回裏を抑える横浜・織田（撮影・河田真司）

＜明治神宮大会：横浜－東洋大姫路＞◇高校の部◇準決勝◇23日◇神宮

横浜（関東）が延長10回タイブレークで「内野5人シフト」を敷いた。

無死一、二塁から東洋大姫路が犠打で走者を進め、さらに申告敬遠で1死満塁に。右打者の阪下漣投手（2年）を打席に迎えると、横浜の村田浩明監督（38）が動いた。

左翼手を背番号15の林田滉生内野手（1年）に交代し、二塁ベースの後方を守らせた。外野に抜けるリスクを減らした上での勝負になり、この回から再びマウンドに上がった左腕奥村頼人投手（2年）が阪下を空振り三振に。

2死満塁とすると、村田監督は再び動き、左翼手を背番号13の江坂佳史外野手（1年）に交代し、定位置を守らせた。最後は奥村頼が二塁ゴロに打ち取り、大ピンチを抜けてみせた。

内野5人はシフトは今夏の甲子園でも、早実が3回戦の大社戦でスクイズ阻止のために実行し、成功している。