【浦和】リードで再開、異例の「45分一本勝負」でドロー「あっという間。モヤモヤ感」GK西川
<明治安田J1:浦和1-1川崎F>◇第28節◇22日◇埼スタ
豪雨のため前半だけで中止になっていた8月24日の再開試合が行われ、浦和レッズが川崎フロンターレに追いつかれて1-1の引き分けに終わった。
浦和が1-0でリードした後半からのスタート。相手FW小林悠(37)に10分で同点弾を献上。その後の好機をものにできず、勝ち点1に終わった。J1で09年以来2度目となった再開試合で、川崎メンバーは負傷者を除いて前半と同じで、両軍の先発1人ずつや副審が交代。川崎Fは45分間で5人の交代枠を使い切るなど異例の45分間となった。
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異例の「45分一本勝負」で、浦和は勝ち点3を逃した。10分にFKの流れから失点。反撃に出た34分、MF松尾のシュートは左ポストに嫌われ、この日同点、試合を通しては勝ち越しの得点を奪えなかった。勝ち点1だけは死守して12位から10位に浮上も、1点リードで折り返していた3カ月前から暗転、サポーターから大ブーイングを浴びた。
前半は8月24日に行われたが、雷雨でハーフタイムに中止となり、浦和1-0の後半から再開された。メンバーは前半と同じ。負傷離脱中の浦和MF大久保に代わってMF松尾、川崎FはMF脇坂からFW小林が“先発”した。1枠ずつ空いたベンチに浦和はFWチアゴ・サンタナ、川崎FはDFジェジエウを追加登録し、副審も1人交代。浦和は指揮官も変わり、攻撃的なヘグモ前監督から堅守のスコルジャ監督で戦った。
松尾は「もう少し強度を出したかったけど、温まる前に終わってしまった」と不完全燃焼を口にした。相手の交代策も早く、GK西川は「両監督いろんな策を考えていたと思う。45分、あっという間。モヤモヤ感がある。勝つことがベストだったけど負けなかったのも1つ大事」と話した。前節で残留を決め、現在の目標は1桁順位。西川は「あと2試合、勝つのみ」と前を向いた。【岩田千代巳】