ソフトバンクのリチャード(2024年11月15日撮影)

ソフトバンク・リチャード内野手(25)が22日、みずほペイペイドーム内の球団事務所で契約交渉に臨んだが、保留した。今季年俸1000万円から希望する上積みは望めなかった模様。

リチャードは球団広報を通じて「球団からいただいた評価と期待に対して、ハンコを押す覚悟が決まらなかった。ハンコを押すときは1年間、やり通す覚悟で押したいので、もう少し考えたい」とコメントした。

今季はウエスタン・リーグで18本塁打を放ち54打点を挙げた。5年連続5度目の本塁打王に3年連続4度目の打点王。ところが、1軍では結果を残すことはできなかった。5月1日の楽天戦(みずほペイペイドーム)で7番三塁で先発出場。2二塁打を含む3安打、1打点を挙げたが、その後は不振。約1カ月の1軍生活では15試合に出場し、打率2割2分6厘、0本塁打、1打点に終わってしまった。チームは91勝を挙げ4年ぶりにリーグ優勝。V決定後でもお呼びはかからなかった。

「ロマン砲」と呼ばれ、チームでもトップクラスの長打力には王会長も大きな期待を寄せている。来季8年目を迎える男がじっくりと「銭闘」に挑む。(金額は推定)

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【ソフトバンク】リチャード契約交渉で保留「ハンコ押す覚悟決まらなかった」じっくり「銭闘」へ