仮契約を終え、自身のグッズを手に笑顔を見せるヤクルト育成ドラフト4位の関西独立リーグ堺シュライクス・松本

ヤクルト育成4位の関西独立リーグの堺シュライクス・松本龍之介捕手(19)が、大阪市内で仮契約を結んだ。支度金320万円、年俸300万円で背番号は022に決まった。18年の球団創立から初のNPB指名選手となり「恥のないよう、全力でやっていきたい。目標とされる選手、必要とされる選手になりたいです」と球団史を飾る活躍を目指す。

強肩、脚力、打力が持ち味で「捕手でいえば(オリックス)森友哉選手みたいに、打てる捕手を目指したい」と目標を掲げた。チームには大黒柱の中村がいるが、次代の捕手育成は大事なポイント。いずれは「ポスト中村」の若手の筆頭格になれるよう「自信を持ってやりたいなと思います」と、まずは支配下昇格を目指していく。

ドラフト当日は、球団関係者がそれぞれ神社を巡って指名がありますように、と手を合わせ、指名の瞬間にはうれし涙にくれた。松本は東海大山形3年秋から2年連続で指名もれに泣いてきたが、今年はうれしい船出になった。担当のヤクルト阿部スカウトは「脚力もある選手。活躍次第では、関西独立リーグに入る選手も増えると思う。その思いも背負ってプレーしてほしいと思います」と背中を押した。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【ヤクルト】独立L堺から初のプロ野球選手誕生!育成4位の松本龍之介が仮契約「打てる捕手に」