24年10月26日 DeNA対ソフトバンク 7回表DeNA4番手で登板する佐々木(撮影・滝沢徹郎)

DeNA佐々木千隼投手(30)が21日、横浜市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、年俸3000万円から500万円アップの3500万円でサイン。「すごく充実した1年だった。新しい環境にきて、いろんな取り組み、新しい人に出会って、いろんな話ができた。新鮮で充実した1年になりました」と振り返った。

昨オフ、ロッテから現役ドラフトで加入し、リリーフ要員としてブルペンを支えた。独特な曲がりのスライダーとキレ味鋭い真っすぐを軸に28試合に登板して防御率1・95の好成績をマークした。

ロッテ時代はあまり経験がなかったデータの活用を強化。DOCKの恵まれた施設も有効活用し、ブルペン投球から投球フォームを数値化し、強化ポイントを洗い出した。「フォームの数値化はベイスターズだからできたのかなと。それで弱点を知ることができた。今までやってなかったので新鮮でした」と成長につなげた。

オフの自主トレの詳細は未定だが、DOCKでのトレーニングも視野に入れる。「まだまだフォームの改善点はいくつもあると思うので、1つ1つ課題をクリアしていければ。スピードだけでなく球の質の向上もできるかなと思います。優勝という所にどんな形であれ貢献していきたい。かゆいところに手が届く存在になりたい」と来季もブルペンを支えていく覚悟を示した。(金額は推定)

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【DeNA】佐々木千隼500万円増 新天地でデータの活用強化「かゆいところに手が届く存在に」