【プレミア12】森下翔太「世界一しか見ていない」WBC優勝戸郷へライバル心「負けたくない」
侍ジャパンの森下が世界一を約束した。スーパーラウンド初戦の米国戦を前に井端監督と前日会見に出席。「世界一しか見ていない。まずアメリカ戦勝って、勢いをつけて。ホームの応援も力に変えて世界一になりたい」と力を込めた。阪神から唯一野手で日本代表に招集。全5試合4番を任された1次ラウンドは、打率5割7分1厘などチーム5冠で全勝突破に貢献した。井端監督も「十分仕事をしてくれている。あと4試合もやってほしい」と大活躍再現を期待するほどだ。
米国にも負けるつもりはないが、同学年で活躍する侍右腕にも負けたくない。WBC優勝メンバーの戸郷は同じ00年生まれ。「同級生で世界一にもなっている。一緒にプレーできるのはうれしいし、負けたくないという思いはこの大会で強くなった」。残り4試合も切磋琢磨(せっさたくま)しながら進化の糧にする。
まずは米国戦に集中する。相手投手陣について「球が動いたり強いボールを投げるのが日本とは違う」と分析。「強さに負けない打撃をして、タイミングを合わせることが大事」。若き主砲がもう一暴れして歓喜を導く。【村松万里子】