契約更改を終え記者の質問に答える下村(撮影・加藤哉)

昨秋のドラフト1位、阪神下村海翔投手(22)が19日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、150万円ダウンの1450万円でサインした。

「予定通り順調に今は進められています。焦ることなく、でも最短最速で復帰できるように、これからも頑張っていこうと思ってます」

プロ1年目の今季は4月に「右肘内側側副靱帯(じんたい)再建術(通称トミー・ジョン手術)」を行い、鳴尾浜でリハビリに励んできた。

過去の症例では、20年11月に才木が右肘の同手術を受け、退院から約1年3カ月で実戦復帰している。鳴尾浜では才木をはじめ、同手術を受けた島本や高橋からもアドバイスをもらい、励まされてきた。「才木さんにいつも会うたびに『絶対大丈夫になるから』と言葉をかけてくれるだけでも、すごく支えになった。いろんな人に支えられているので、恩返ししたいという気持ちが一番で、そのために頑張ってます」。感謝を込め、前を向いた。

すでにキャッチボールを再開。徐々に強度を上げる段階に入っている。「来年中にしっかり試合に投げて、目標は1軍で投げることなので。日本一とかリーグ優勝のチームの戦力になれれば」と力を込めた。(金額は推定)

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【阪神】23年ドラ1下村海翔が150万円減「来年中に戦力に」TJ手術から復帰目指す