オリックスと仮契約を結んだ育成1位の大院大高・今坂(球団提供)

夢はでっかく、江夏さん!? オリックス育成ドラフト1位の大院大高・今坂幸暉内野手(18)が17日、大阪市内で支度金300万円、年俸240万円で仮契約を結んだ。

履正社、大阪桐蔭を撃破した春の大阪制覇で注目された走攻守兼ね備えた遊撃手。「1年目から支配下を目指します」と決意を新たにした。

モチベーションは高い。同校の大先輩に206勝193セーブを挙げた球界のレジェンド、江夏豊氏(76)がいる。後輩にとって目指すべき大きな背中。「江夏さんは、大阪学院高校で一番有名な方。並べるような、追い越せるような選手になっていければ」と歴史を塗り替える活躍を狙う。

遊撃には侍ジャパンの紅林や昨年のドラフト1位・横山聖ら強力なライバルがひしめくが、「ショートで試合に出たいと思っています」ときっぱり。牧田編成部副部長が「彼にしかできないパフォーマンス、視野の広さや試合展開を変えるような言葉を発することができる」と認める才能が武器になる。まずは支配下を勝ち取り、目標に掲げたトリプルスリー、侍ジャパン入りを果たせば、レジェンド左腕が歩いた道が見えてくる。【堀まどか】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【オリックス】育成ドラ1今坂幸暉が仮契約「ショートで試合に出たい」1年目から支配下目指す