【日本代表】小川航基が先発で存在感「ああいったところは自分の特長でもある」O・G呼び込む
<W杯アジア最終予選:インドネシア0-4日本>◇15日◇C組◇第5戦◇ジャカルタ
【ジャカルタ=永田淳】FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選で、日本代表(FIFAランキング15位)がインドネシア代表(同130位)に快勝した。
負傷により今回の代表メンバーに入らなかったFW上田綺世(26=フェイエノールト)に代わって最前線で先発したFW小川航基(27=NECナイメヘン)が、存在感を示した。
前半18分にMF堂安律(26=フライブルク)からのクロスに飛び込んで頭で合わせる。これはわずかに枠を捉えられなかったが、同35分にはDF町田浩樹(27=サンジロワーズ)のパスからMF守田英正(29=スポルディング)MF鎌田大地(28=クリスタルパレス)とつなぎ、最後はゴール前に飛び込んで、相手のオウンゴールを呼び込んだ。
1度は自身のゴールとされながらも、オウンゴールに記録が修正された。それでも小川は「崩しても点を取る人がいなかったら意味がないんで、しっかりと点を取れる一番危険なところに入っていくというところを意識していた。ああいったところは自分の特長でもあると思っているし、たまたまのゴールではないっていうか、しっかりと相手の前に入れたんでそこは良かったかなと思う」。自らのゴールにこそならなかったが、意識がオウンゴールにつながったことをポジティブに捉えた。
上田不在の今回の代表活動は、小川にとってチャンスでもある。上田との違いを示してのアピールについて問われると「相手がつかまえづらい位置でのポストプレーは、場面としては出たかなと思う。それが自分の少しできるところでもあると思う」とコメント。19日中国戦(アモイ)でも持ち味を生かしてアピールを続ける。