ブルペンで投球する阪神西純(撮影・上山淳一)

阪神西純矢投手(23)が原点回帰フォームで勝負する。今キャンプ3度目のブルペン入り。

丁寧にフォームを確かめながら44球を投げ込んだ。「フォームの連動性というか。流れの中で投げられていたのが去年。今だと余計な力が入って球も思ったところよりズレる感じ」と取り組みの内容を明かした。

目指すのは23年春季キャンプ頃のフォーム。岡田前監督の目に留まり、開幕ローテーション入りも果たした年だ。テイクバックの際にトップの位置で固まらず、流れの中で腕を振る形を意識。久保田2軍投手チーフコーチらと話し合いながら、立ち投げで追加投球も行った。

今季は1軍戦4登板にとどまった。巻き返しへ着々と準備を進めている。「まだまだ完成形ではないので30%くらいかなという感じですけど。真っすぐが決まった時の力強さとか、そういうところは少し戻ってきている」。かつてのボールを取り戻し、再起を目指す。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【阪神】西純矢が23年春季Cフォームで巻き返しへ「力強さ戻ってきている」同年は開幕ローテ