【日本ハム】水谷瞬「キャンプより振ってるやん」師匠ノック打ち続け300球 目標は3割30本
来季は3割30発-。日本ハム水谷瞬外野手(23)が15日、千葉・鎌ケ谷でノックバットを使った打撃練習を行った。1軍デビューした今季は交流戦MVPに輝くなどブレークしたが、本塁打は9本止まり。ノックを取り入れた個別メニューで遠くに飛ばすイメージをつくり、目標達成につなげる。
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水谷が師匠とのマンツーマン練習でスキルアップを図っている。春先の2軍調整中に支えてくれた佐藤2軍打撃コーチの下、ライナー、フライ、ゴロを、場所も指定してノックを打ち続けた。その数約300球。「全部が全部一緒の動きじゃない。バットの出し方も含めて、どうやったらそれができるのかというのを考えさせられる」と説明した。
大きな目標がある。「野球選手として打率3割、30本ってところが1番ベストな数字。それを目指せるような準備を今、やっている」。打球を狙う場所から逆算してボールをあげ、バットの出し方や下半身の使い方を意識しながらスイング。的確に飛ばす動きを体に覚え込ませ、高確率でジャストミートさせる。
今季現役ドラフトで加入し1軍デビュー。交流戦は初戦から15試合連続安打で打率4割3分8厘の交流戦記録を打ち出したが、納得はしていない。長打力は持ち味だが、パワーだけではない“技術”を求める。「ヒットにしかならなかったところがホームランになる(体やバットの)使い方であったり。確実にホームランにできる技術に加えて気持ちの整理」。さらなる高みを狙う。
当然、体力の消耗も半端ない。「だいぶ疲れますよ。結構、手にもきていて。『キャンプより振ってるやん』みたいな感じ。(練習でノックを打つ)コーチの大変さが分かりますね」。指導者への感謝の思いも抱きながら、来季への準備を進めていく。【永野高輔】