インドネシア戦の前日練習でボールを追う久保(中央左)(撮影・足立雅史)

サッカー日本代表(FIFAランキング15位)は15日に、ワールドカップ(W杯)アジア最終予選C組第5戦でインドネシア代表(同130位)と対戦する。攻撃の1・5列目で途中出場が予想されるMF久保建英(23=Rソシエダード)は、自身に手応えを感じる状態で現地入り。超満員になるとみられる敵地での戦いにも自信を見せて、“完全アウェー”の一戦を制することを誓った。

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MF久保は、最大7万7000人収容の会場が完全アウェーになる試合を前にしても動じなかった。「僕は週末、満員の中でやっているから、新しいことじゃない。ここでは前にやっているので、満員で懐かしいなっていう感じもある」。18年にU-19アジア選手権でプレーした当時を振り返る余裕を見せた。

10日にフル出場したバルセロナ戦では、果敢に走って1-0勝利に貢献。「自分のことをそんなに褒めたくないけど、高強度ランではリーグ1だった。僕っぽくないけど、それもやろうと思ったらできる」。進化を続ける手応えをもって、ジャカルタに乗り込んだ。

オランダ領東インドとして出場した38年フランス大会以来のW杯出場を目指す相手は、半数以上が海外組。さらに国籍取得選手を、直前で追加招集して戦力をアップ。それでも今の久保は意に介さない。「分析の時代だけど、僕は自分を信じるタイプ。個人的にはすごくコンディションがいい。しっかり自分のプレーを出せばいいかなと。今はそれぐらいの自信がある」。狙うは最終予選2点目となる自らのゴール。インドネシアサポーターで埋まるスタジアムを、その左足で沈黙させる。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【日本代表】久保建英「自分のプレーを出せばいい」“完全アウェー”の戦いにも自信