【巨人】ドラ1石塚裕惺「1年生の秋、芯で捉えてもセンターフライ」思い出の地で柵越え披露
巨人ドラフト1位の花咲徳栄・石塚裕惺内野手(18)が14日、思い出の地に大きくなって帰ってきた。
埼玉県・大宮公園で開催された「彩の国野球フェスティバル」に参加。県内の中学生約200人に、3時間超えの熱血指導を行った。それでも「教えることも自分のレベルアップにつながると思いますし、そういうところはプラスに考えて。恩返しじゃないですけど、貢献できることがあればってところでやってきた」と、1人1人丁寧に向き合った。
同球場に育てられたといっても過言ではない。下級生の時から試合に出場していたが「1年生の秋、芯で捉えてもセンターフライで全然パワー足りないなと思った」とパワー不足を痛感。両翼99メートル、中堅122メートル、高さ4・8メートルのフェンスを越すためにバットを振り込み、ドラフト1位にまで上り詰めた。
成長の証しを15スイングに込めた。野球教室の後にエキシビションでフリー打撃を披露。花咲徳栄のユニホームを身にまとい、6本の柵越えを放った。「もう(ユニホームを)着る機会はないと思ってたので。こういう形でみんなに見られてる中で、少し緊張感を持ってできたのはいいことなのかなと思います」。慣れ親しんだ地で、後輩たちに大きな背中を見せた。【水谷京裕】