細谷真大(右)(2024年8月31日撮影)

柏レイソルのエースFW細谷真大(23)が直近4試合で2得点1アシストと波に乗っている。直近の2得点はいずれもヘディング弾だった。

意外にも昨季までリーグで25得点を挙げていたが頭での得点がなかった。10月19日の町田戦で、右コーナーキックから相手GKのファンブルしたボールを頭で押し込んだ得点が初のヘディング弾。前節の新潟戦でも、左コーナーキックからMF手塚のクロスをゴール中央で頭で合わせた。

細谷は「ボールも良かったですし。自分が待っていたところにちょうど来たのでうまく合わせられました。自分も徐々に感触的にも良くなっていると思っている。今季にもう1点、ヘディングで取りたい」と手応えを口にする。

細谷の持ち味は、スピードを生かした裏抜けと、絶妙なトラップからコースを狙ってゴールへ流し込むシュート力だ。ジャンプ力には自信があり、ヘディングの引き出しも増やすべく、練習で当てる感覚を磨いてきた。町田戦、新潟戦と立て続けにヘディングで結果を出し「ヘディングで点を取れれば、クロスをあげる味方の信頼も高くなる。そこの強さを見せたい」と意気込んだ。

11月30日はホーム最終戦で、相手は首位のヴィッセル神戸。神戸は優勝がかかり、柏は残留がかかっている。細谷は「ここまでくると気持ちの問題だと思う。どっちが勝ちたい気持ちが出るかが試合に出る。そこの気持ちでは負けたくない」と言い切った。

細谷が得点に絡む一方で、チームは4戦連続で後半追加タイムに失点し、勝ち点を落としている。「(追加タイムで)耐える時だというのは、自分も含めて分かっている。どこか足りないと言うことで、そこが出ている。チーム全員で課題に向けてやっていけたら」。前半戦では敵地で神戸から勝ち点3を手にした。勢いに乗るエースが、ホーム最終戦で残留に導く得点を決める。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【柏】直近4試合で2ゴールのFW細谷真大「気持ちでは負けたくない」次節神戸戦で残留に導く