法大対東大 試合後、ガッツポーズで写真に納まる法大・大西(左)と山床(撮影・滝沢徹郎)

<東京6大学野球フレッシュトーナメント:法大7-0東大>◇Aブロック第2日◇13日◇神宮

法大が東大に快勝した。

1年生左腕の山床志郎投手(高鍋)が先発し、140キロ前後の直球とスライダーを軸に4回2安打5奪三振、無四死球、無失点。「試合前は不安な気持ちもあったんですけど、始まったら打者相手に強気で投げられた」と振り返った。

高鍋(宮崎)ではエースとして活躍し、23年センバツの21世紀候補枠に選ばれた。だが惜しくも落選。3年夏は準々決勝で宮崎学園に敗れて、高校3年間で甲子園出場はなかった。左腕は「あの時の悔しさは今でもモチベーション。(センバツ選考の)あの1日は今も、これからも忘れない」と強く胸に刻まれている。

同じく左腕の4年生リリーバー、安達壮汰投手(桐光学園)を慕っており、「3年後は法政のエースとして優勝したい」と目を輝かせた。

打っては来季からソフトバンクの1軍外野守備走塁兼作戦コーチに就任する大西崇之氏(53)を父に持つ、大西遼多内野手(1年=中京大中京)が2安打4打点の大暴れ。「自分は長打が売りなので、2年春からベンチ入りできるようにこの冬しっかり頑張っていきたい」と意気込み、未来の主軸を担うことを誓った。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 高鍋で21世紀候補枠落選の悔しさ忘れぬ法大1年生左腕、山床志郎が快投「3年後はエースとして」