明大が完敗で優勝を逃す 楽天ドラ1宗山塁は無安打、日本ハムのドラ3浅利太門は152キロ
<東京6大学野球:早大4-0明大>◇優勝決定戦◇12日◇神宮
明大が優勝決定戦で早大に完敗。
3季ぶり44回目の優勝を逃し、今季限りでの退任を表明していた田中武宏監督(63)の花道を飾ることはできなかった。
先発の毛利海大投手(3年=福岡大大濠)が3回を1失点。4回から継投策に出たが、5回に3安打2四球で一挙3点を失った。5回までに9安打4四球で4失点と防戦一方だった。
攻撃陣は早大のエース伊藤樹投手(3年=仙台育英)の前に、3安打で完封を許した。
楽天からドラフト1位指名を受けた宗山塁内野手(21=広陵)は、痛烈なゴロが相手内野陣のシフトに阻まれるなど3打数ノーヒットに終わった。
日本ハムからドラフト3位指名を受けた186センチ右腕の浅利太門投手(22=興国)は、0-4の8回に登板し、1四球無失点。最速は152キロをマークした。
田中監督はこの日がラスト采配となった。舞子(兵庫)から明大を経て日産自動車でプレー。明大のコーチを経て20年に監督に就任した。22年春からは3連覇し、昨秋のロッテドラフト1位上田、今秋の宗山、DeNA1位竹田(卒業後に三菱重工West)らを輩出した。新監督には25年1月1日付で現助監督の戸塚俊美氏が就任することが発表されている。