会見で海外FA権行使の意向を語った、広島九里(撮影・中島麗)

広島は12日、九里亜蓮投手(33)が昨季取得した海外フリーエージェント(FA)権を行使すると発表した。同日に申請書類を球団に提出した。

鈴木清明球団本部長(70)がマツダスタジアムで取材に応じた。

主な一問一答は以下の通り。

 ◇   ◇   ◇   

-九里からは球団が夢を後押ししてくれたと。海外含めての移籍か

「昔からアメリカ挑戦を何らかの形で挑戦したいと、数年前から聞いていた。前回のFA(21年の国内FA)のときは、複数年契約したけど最後のチャンスということで、やってみたいという気持ちがあるならやってみなさいということですね」

-球団にとっては痛いと思うが

「故障せずに投げてて、選手としてはよく働いてくれてたと思うし、先発が1枚減るというところは痛いところではある」

-宣言して全球団交渉可能になる。その後は改めて?

「先のことは分からないから、アメリカでそれがどうなるかでまた対応は変わってくると思う」

-そこから交渉が始まって、彼が広島でまたお世話になりたいとかあれば

「今はそこは考えてない。とりあえず今は、アメリカに渡りたいということで、宣言しないと渡れないので、してどんな反応があるかというのは、それがある程度の時期になってあればいいと思うし、なければどうなのかというのはその時に考えます」

-本人は国内もという

「本人の自由だから。これは」

-海外FA権ということについて

「海外も国内も一緒。両方できる。前回は国内しか移籍できないということで、今回は海外も国内も移籍できる」

-14日に公示される

「と思う。明日締め切りでしょ」

-次の日から交渉可能になるという

「うん」

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【広島】鈴木球団本部長、九里亜蓮の海外移籍について「なければその時に考える」/一問一答