「ペサパッロ」の道具を持ち、写真に納まるラエスマー(撮影・水谷京裕)

フィンランドに野球人気を-。

DeNAの秋季練習に練習生として参加しているラエスマーは、大きな野望を抱いて日本にやってきた。フィンランド国籍として史上初となるNPBの練習に参加している23歳は、異色の経歴の持ち主。野球から派生したフィンランドの国技「ペサパッロ」のプロ選手で、野球の練習を始めたのは2年ほど前から。それでも投手として93マイル(約150キロ)を計測するなど、ポテンシャルの高さは計り知れない。

持ち前の勤勉性を生かして、わずかなことも学びに捉える。10日の合流初日は「キャッチボールの時に、それぞれのペースで距離をとっていくことを学びました」と目を輝かせた。フィンランドのWBSC世界ランキングは74位(9月18日時点)。強豪国とは言えないが「野球発展のために自分の経験を持ち帰って、広げていきたい」。その先に日本でのプレーも夢見る。23歳の青年がフィンランド野球界の伝道師となる。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【DeNA】異色の経歴!練習生ラエスマーはフィンランド国技「ペサパッロ」のプロ選手