【DeNA】佐野恵太がFA権行使せず残留決断 16年ドラ9で入団、20年には首位打者獲得
DeNA佐野恵太外野手(29)が、今年7月に初取得した国内FA権を行使せずに残留することが11日、分かった。日本シリーズで優勝を果たした第6戦の後には「納得のいく決断をしたい」と熟考する姿勢を示していたが、入団から育ててくれたDeNAへの感謝を胸に、DeNAでプレーし続ける道を選んだ。
16年にドラフト9位で明大から入団。類いまれな打撃センスで主軸へと成り上がってきた。20年は首位打者、22年は最多安打、20年、22年はベストナインを獲得。20年からは筒香の後を受けてDeNAの3代目キャプテンに就任。4シーズン務め上げた。明るいキャラクターで人望も厚く、ムードメーカーとしても欠かせない存在だった。
今季は主軸として強力打線をけん引。CSでは2本塁打を放ち、26年ぶりの日本一の歓喜を味わった。直後には「最高の景色を見られた。こういう経験は来シーズンに生きるんじゃないかと思います」と27年ぶりとなる来季のリーグ優勝を見据えていた。13日に開幕するプレミア12の侍ジャパンメンバーにも初選出されている。世界一、そして来季のセ界一へ。頼れるスラッガーが再び「横浜優勝」に導いていく。