【ソフトバンク】元ダイエー大越基氏がファーム部門で入閣へ、前中日コーチ大西崇之氏も
ソフトバンクが今夏限りで山口・早鞆の野球部監督を退任した元ダイエーの大越基氏(53)を招聘(しょうへい)することが3日、分かった。主にファームの監督かコーチに就任するとみられる。大越氏は今春、今夏公式戦限りでの退任意思を同校に伝えていた。
大越氏は仙台育英のエースとして3年春、夏と甲子園に連続出場。春は8強、夏は準優勝に輝いた。92年ドラフト1位でダイエー(現ソフトバンク)入りし、投手では13試合に登板し0勝0敗。96年に野手転向し03年限りで引退した。早鞆では12年春にセンバツ出場。長く高校球児を指導した経歴をもってファームの若鷹を鍛える。
また、今季限りで中日の外野守備走塁コーチを退任した大西崇之氏(53)も入閣する見込み。日本シリーズが終了し、来季に向けて1軍~4軍までの組閣も定めていく。
◆大越基(おおこし・もとい)1971年(昭46)5月20日生まれ、宮城・宮城郡七ケ浜町出身。仙台育英ではエースとして89年春、夏と2季連続で甲子園に出場。春8強、夏は準優勝に輝いた。卒業後は早大進学も中退し、米マイナーリーグ1Aのサリナスに入団。92年ドラフト1位でダイエー入団した。投手から外野手転向を経て、03年に現役引退。引退後に教員免許を取得し、07年から保健体育教員として早鞆に赴任。09年秋に野球部の監督に就任し、24年夏限りで退任した。
◆大西崇之(おおにし・たかゆき)1971年(昭46)7月2日生まれ、大阪府出身。鹿児島商工-亜大中退-ヤオハンを経て94年ドラフト6位で中日入り。俊足と堅実な外野守備を生かし活躍。06年巨人に移籍し同年引退。現役通算723試合、292安打、18本塁打、108打点、打率2割7分3厘。現役時代は176センチ、73キロ。右投げ右打ち。引退後は巨人や中日でコーチを務めた。