紅白戦で力投する阪神ホセ・ベタンセス(撮影・前田充)

<阪神紅白戦>◇3日◇安芸市営球場

阪神藤川球児監督(44)が就任して、初めての実戦となる紅白戦が行われた。

両軍スコアレスのまま6回終了でゲームセットになった。

得点シーンがない展開だったが最後の最後に、満員の観客が沸いた。育成のホセ・ベタンセス投手(25)が1死一、二塁から小幡竜平内野手(24)に対して161キロの剛球を投げ込み、投-遊-一の併殺に打ち取ってゲームセット。大きなどよめきと拍手が起きた。それまで150キロ台後半を連発していた右腕がこの日チーム一番の快速球でファンを喜ばせた。

今年1月、球団で初めてドミニカ共和国で入団トライアウトを実施。当時、球団本部付スペシャルアシスタント(SA)として渉外業務にも関わっていた藤川監督も現地で視察。ベタンセスとアンソニー・マルティネス投手(24)の契約に関わっていた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【阪神】ホセ・ベタンセスが161キロ締めで観客どよめき 藤川監督も獲得に携わった育成右腕